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基礎
よくお施主さまに質問される、
基礎コンクリートの基本的な知識
です。
《基礎コンクリートは、水(水和反応)で固まる》
コンクリートは、水和反応によって水と反応して結晶化することで固まります。
打設中に水を増やすと強度が落ちますが、数時間たった後からは逆に表面の水和反応に必要な水分が蒸発しないように、
現場での散水及び冠水養生が必要の場合があります。(真夏の直射日光など)
乾燥させすぎてはいけません。水分が足らないと、水和反応がしっかりできずに強度の弱い基礎になってしまいます。
《基礎の鉄筋は中性化で錆びる》
アルカリ性では鉄は錆びないそうです。
コンクリートはアルカリ性なので、内部の鉄筋を被覆して錆から守ります。
コンクリートと鉄は、熱膨張率がほとんど同じなので、伸縮に追従して一体となります。
なぜ錆びるかというと、コンクリートが中性化して鉄筋をさびから守る被覆がなくなるからです。
中性化は、大気中のCO2がセメントのアルカリ成分である水酸化カルシウムと反応して炭酸カルシウムとなり
アルカリ性が次第に弱くなっていく現象だそうです。PH11から鉄はさび始めるようです。
さびで体積が膨張→コンクリートにひびが入る→更に中性化進行・雨水の侵入が直接鉄筋にしみてさびを加速。
この繰り返しです。
※中性化によってコンクリートの強度は更に強くなるので、無筋コンクリートは問題ありません。
基礎屋さんいわく、年数の経ったコンクリートをハツってみればあまりに固くて体感できるそうです。
中性化に関してだけならば、湿潤状態の方が乾燥状態よりも中性化の進行は遅くなります。
ただし、ひびがあると侵入した水分が鉄筋をさびさせます。
最近の酸性雨は、コンクリートの中性化を早めるようです。
《基礎打設の際の施工方法》
コンクリートは生き物というように、打設時は水を足さず、その後は水で養生し、凍らせず乾燥させすぎずしっかり
水和反応を促進させて密実なコンクリートにして、中性化を防ぐことが大事です。
通常の強度よりはるかに強度の高い生コンを頼んで、(温度補正などと同じ考え方)現場でのやむを得ない
状況を見込んでも、まだまだ余裕があるという形で打設することもあります。(工期短縮・耐寒・早期強度出し)
強度の強い生コンはその分アルカリも強いので、厚くしたのと同じ効果があり中性化も遅くなります。
多分養生期間をとらずに型枠を早く外すような分譲業者の生コン強度は、規定より大分高いのかもしれません。
通常の生コン打設後の型枠存置養生期間は、必ず中3〜7日程度とります。
※コンクリートは重要なので、安全率が高く、生コン業者もうわさでは実際よりかなり強めに練ってくるようです。
また、気温や天候によっても温度補正以外に添加剤などを混ぜて不具合の出ないように調整しているという話です。
実際はどうなんでしょうか。RCの専門の方に教えていただきたいです。
表面に、樹脂モルタルなどで基礎刷毛引きという化粧を行うことが一般的ですが、これは中性化を遅らせる効果があります。
化粧モルタルに入ったヘアクラックは、構造上全く問題ありません。
立上り幅を厚くすればかぶり厚が増えるので、その分鉄筋寿命はのびます。
最近では、基礎にマスチック塗装を行って中性化を防ぐやり方もあります。
ただこの場合も基礎の内側からは中性化は進むそうです。
《テストピース 強度試験》
住宅建築の場合、基礎コンクリートの製品検査を行うことは要望がない限り、通常はありません。
品質管理のきちんとしたJISの生コン工場から出荷されたコンクリート品質は生コン伝票で確認します。
スランプ試験 空気量試験 テストピース スランプ・空気量・テストピース
※上記写真は、製品検査を行った時のものです。
基礎の種類 「布基礎とベタ基礎・逆ベタ基礎・深基礎」
基礎にもいくつか種類があります。
布基礎
は逆T字型の連続鉄筋コンクリートで、布基礎で囲まれた内部は防湿コンクリートや防湿シート敷き山砂押さえ
で固めます。最近は瑕疵保険の推奨基礎仕様もあり、ほとんどがべた基礎になってしまいました。
布基礎が主流だったころは、耐力壁線区画で連続させたり地耐力によってフーチングの幅を調整したりもしましたが、
施工時に内部の調整式鋼製束などを設置するのもベタ基礎の方がやりやすいし、あとあとのメンテで床下にもぐる時も
やはりしっかりしたスラブでできたベタ基礎は、動きやすいし汚れづらいしとても助かります。
べた基礎
は、自重が重いので不動沈下が問題と言われたこともありましたが、地盤調査で地耐力を確認して設計するので
地耐力のばらつきは、部分改良から湿式柱状杭・鋼管杭などで地盤補強及びある程度均一化します。
長期優良住宅ができてから、立ち上がり幅が150になったり、基礎配筋が過剰と思えるほど丈夫になったり、配管スリーブの
補強筋などにいたるまで細かくチェックが入るので、昔に比べるとかなり頑丈になっています。
逆べた基礎
は、コストダウンが可能ということで一時はやりましたが、基礎の中に配管が埋設されてしまうためメンテナンスに
難があるようで、最近はあまり聞きません。また床下空間が全く無いというのも床鳴り手直しができないなど困ることもあります。
ただし店舗などの土間床タイル仕上などの場合や、蓄熱土間床などの場合は逆ベタ基礎が施工されることもあります。
コンビニなどのタイル床も、給排水配管・スリーブをきっちり入れて逆ベタで施工していました。
ただし配管を間違うと、目も当てられない状況になると思われますのでちょっと恐いです。
深基礎
は、敷地にある程度の高低差があって通常の基礎では不具合が出る時などに施工しました。
土が流れて不動沈下が起きないようにする場合には土留め擁壁などを施工してから基礎を施工する場合もあれば、
深基礎が土留擁壁を兼ねて、その上にベタ基礎などを施工する場合もあります。深基礎施工時にベタ基礎として機能
するように配筋を出しておいて後施工でスラブを打設すれば、フーチング付のベタ基礎になります。
土間コン
は、構造用の基礎とは全く別物です。砕石転圧の上、メッシュ筋を置いて生コンを流し込んで固めます。
駐車場の土間コンや、玄関ポーチ土間、勝手口土間、エコキュート土間などがありますが、基本的にただの土間です。
地中に給排水の配管などが埋設されている場合には、壊せないとメンテができないので、
長期優良住宅などは、配管の維持メンテナンスの都合上、土間コン下の埋設配管もあまり推奨していません。
また施工上基礎屋さんが、型枠ばらしの後にもう一度型枠を組んで打設養生〜脱型枠を行うことになるので、費用が
かかるので、設備・外溝業者にお願いして基礎とは分離して施工することも多いです。
この辺は、工期や予算や敷地配管スペースがとれるかどうかなどいくつかの要因がありますが、ケースバイケースです。
給排水配管とスリーブ
給排水配管は、だいぶ前から架橋ポリ管とサヤ管ヘッダーを使ったタコ足配管をベタ基礎スラブ上に転がす方法になりました。
赤が給湯、青が給水で、床下点検口のそばにタコ足ヘッダーがありますのでフレキシブルで柔軟なポリ管のため漏水の危険性も
かなり減り、メンテナンスや交換も楽で維持管理費用の軽減ができます。
基礎の構造体の中を貫通する場合に配管を通すためのスリーブを入れますが、排水の場合は径が大きいと配筋補強が
必要です。長期優良の場合は基礎貫通用ベント管を設置してから、内部に排水フレキ管を通して将来交換可能にします。
水廻りが近ければ配管長が短くて済むのでその分コストダウンになります。
自家水(井戸水)などを使用する場合には地下水に含まれる成分がサビやエコキュートなどを壊すので検討が必要です。
砕石転圧・捨てコン
配筋・スペーサー・かぶり厚
耐圧盤・シングル配筋・ダブル配筋
アンカー・HDアンカー
立上り幅
玄関土間・勝手口土間・エコキュート土間
打設と養生期間・温度補正
散水養生と冠水養生
生コン伝票と品質
耐力壁線区画と基礎立上・人通口